A、マンションには「変更できる箇所」と「変更できない箇所」があります。
将来後悔する原因で多いのは「変更できる箇所」だけ見ていたからです。
■変更できる箇所
- 室内(専有部分)
■変更できない箇所(すぐには変更が難しい箇所)
- 建物の構造(耐震性)
- 住んでいる人(隣人)
- 共用部分の管理や修繕積立金の計画
- 眺望や周辺環境
- 毎月の住宅ローン返済額…etc
「変更できる箇所」は、ご自身で解決できます。
「変更できない箇所」は、自分だけが頑張っても解決できません。
大切なのは「変更できない箇所」となります。
マンションを選ぶとき、室内の設備や間取りなど「変更できる箇所」に重点を置いて購入を決断すると、「100年も耐えられない建物だった」 、「修繕積立金が高額になった”、”毎月の返済が厳しくなった」など、あとで後悔することになるので要注意です。
多くの方は室内の内見に多くの時間を費やしますが、現状の室内はリノベーションによって自由に変えられます。
実際は室内チェックに時間をかけるよりも、共用部分の修繕履歴や修繕積立金総額等、「変更できない箇所」を中心にチェックしておいた方が後々の後悔は少なくなります。